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2023年はロレックスバブルといっていいほど、私たち買取業界でも驚きの価格高騰を見せてくれました。
少し価格は落ち着いてきたものの、それでもまだまだ高騰しているモデルがいくつか存在します。
ロレックスを手放すチャンスはまだまだ続いているといえるでしょう。
そんなロレックスの売却を検討されている方へ高価買取の秘訣をお伝えします。

1.ロレックスが高価買取される理由

ロレックスは世界的に人気の時計ブランドであることは多くの方が認識していることと思います。
しかしながら流通量も多いのになぜここまで中古の価格が高騰しているのか不思議に感じる方もいいのではないでしょうか。

下記のような理由が絡み合いロレックスの中古市場価格は高騰しています。

・ブランド価値
・品質と耐久性
・デザイン性とそのスタイル
・希少性
・資産としての投資価値

それでは一つずつご説明いたします。

1-1.ブランド価値

ロレックスは世界でもっとも有名な時計ブランドといっても過言ではないでしょう。
歴史は古く設立は1905年、当時懐中時計が主流だった時代に、
いち早く腕時計の流行りを予見しロレックスは設立されました。
さらには世界的な革新技術である
「オイスターケース ― 完全防水機構」
「パーペチュアル ― 自動巻き上げ機能」
「デイトジャスト ― カレンダー機能」
これらの発明により、高級腕時計ブランドとしての確固たる地位を築き上げています。

1-2.品質と耐久性

ロレックスを語るうえで欠かせないのが品質と耐久性です。
それらを支えるのは先ほどご紹介した【ロレックスの3大発明】です。

【オイスターケース】
完全防水を実現したロレックスを代表する技術です。
そのすごさはディープシーを使った公開実験が有名です。
ディープシー・スペシャルと題された時計を潜水艇の船外へ設置し、世界一の深さを誇るマリアナ海溝へ潜水。
その時、水深10,916mに到達。その深さでも問題なく動き続けるロレックスの時計。
水深11,000mでも機能するこの防水機能は圧巻です。

【パーペチュアル】
今では大して珍しくない自動巻きの腕時計ですが、その原点となったのがロレックスのこの発明です。
それまでは手巻きが主流だった時代に巻き上げの手間を省き、さらには自動巻き上げ構造にすることにより、
オイスターケースの防水性能をさらに高めた発明になります。

【デイトジャスト】
カレンダーの機能の事で、見たこともある方は多いかとは思いますが、時計の3時付近にある小さな窓から数字見えるカレンダーになります。
当時からカレンダーの機能自体は存在していましたが、文字盤の時刻を表すメモリの外側に小さく日付があり、
秒針と時針以外のもう一つの針で日付を指し示すポインターデイトが主流でした。
小窓部分で日付が確認できるようになり、その視認性は大幅に交渉。
また、0時0分0秒ちょうどにパチッと切り替わる日付は性能の高さはさることながら、何とも心地のいい動作といえます。

このようにロレックスの画期的な発明が詰め込まれ、こだわり抜かれた品質のため、
適切なメンテナンスを行えば何十年と動き続ける腕時計はそう無いといえるのではないでしょうか。
実際に当店でも、1970年代に作られたロレックスが、動作している状態でお持ちいただいたこともございます。

1-3.デザイン性とそのスタイル

ロレックスのデザインは古典的ながらもどこか革新的で常に世界の人々を魅了しています。

シンプルなデザインの【エクスプローラー】
ロレックス初のダイバーズウォッチで回転ベセルにより潜水時間を視認できる【サブマリーナ】
当時の航空会社の公式時計としても採用された昼夜を区別するための2色色分けされた回転ベセルをもつ【GMTマスター】
ゴールドまたはプラチナのみで構成され、日付だけではなく曜日の表示機能も搭載した世界中のエリートに愛用される【デイデイト】
優美さと機能性という伝統を維持しながら女性にも使いやすい小ぶりの【レディ デイトジャスト】
耐久レースを走るドライバーのため、平均時速を計測可能なタキメーターベゼルを搭載した【コスモグラフデイトナ】

ざっとご紹介してもこれだけのデザイン性に富んだモデルが存在するのもロレックスの魅力といえます。

1-4.希少性

ロレックスはこれまでいくつもの限定生産モデルを発表しています。
純粋に発売された本数が少ないため、コレクターの間でかなりの高い需要があります。

【限定600本】ターノグラフ
日付と秒針、モデル名のカラーリングがロレックスのイメージカラーの緑に変更
中古販売価格は状態により通常モデルの倍以上の200万円~300万円前後となっています。

【限定88本】読売ジャイアンツ優勝記念モデル
当時監督だった原辰徳さんの背番号「88」にちなんだ販売本数。
こちらは原さんがロレックスにオー出して作成させたため、ジャイアンツ関係者の手にほとんどが渡っているようです。
最近の中古販売はオークションサイトで確認できたもので160万円ほどでした。

これ以外にも50周年限定モデルとして、サブマリーナなどのモデルも限定販売されています。
今も大人気の通称「緑サブ(Ref.16610LV)」がこちらに該当します。

限定生産品以外ではアンティークのモデルで当時のパーツのまま動作しているモデルはかなり希少性が高いお品といえます。
なぜならロレックスではモデル発表から25年~30年ではパーツの製造を中止してしまいます。
アンティークモデルのロレックスを不用意にオーバーホールに出すと、当時物とは違うパーツでオーバーホールされ見た目が変わってしまうことも。
何よりもケースの研磨できれいに磨き上げられただけでもその価値はコレクターの間では激減してしまいます。

1-5.資産としての投資価値

ロレックスは単にスタイリッシュかつ機能面で優れた高級で時計というわけではありません。
その価値が購入時の価格から落ちづらいかモデルによっては購入時よりも高額で手放すことができる数少ない高級時計ブランドになります。
近年では新型コロナウイルスの影響による生産数の減少、度かなさる価格改定、
転売防止のための購入制限による入手難易度の上昇、加速する円安などの影響から中古市場での価格が高騰しています。
世界中で人気のロレックスはどの国でも換金性に優れ、金地金と似たような資産価値があるとも言えます。

2.ロレックスを売る前にこれだけはやっておこう

1円でもロレックスを高く売るためには売却前にできることがいくつかあります。
見た目をキレイにしたり付属品を準備したりなど、それほど手間をかけずにできることばかりですので是非チェックしてみてください。

2-1.日々のお手入れを行いましょう

マイクロファイバークロスで定期的に拭きあげることで、
皮脂や汗を落としより良い状態で使用いただけます。

また、汚れが目立つようになってきた際には石鹸水と柔らかいブラシで金属ケースとブレスを洗うこともいいでしょう。
洗う際には防水性能を確保するためにリューズの閉め忘れに注意しましょう。
引用元 ― ロレックスのお手入れ

2-2.動作することを確認しましょう

普段使いしているまたはワインディングマシーンにより日々ゼンマイを巻き上げている場合には問題ありませんが、
久しぶりに手にしたロレックスの場合、自動巻き上げされておらず動作していないこともあります。
モデルにもよりますが通常二日程度動き続けます。
止まってしまった場合にはゼンマイを巻く位置までリューズを緩め、20回程度巻き上げを行いましょう。

ただし注意点として、何年も動かさずにしまいっ放しだった場合には、状態により動作したことをきっかけに内部のパーツを傷つける恐れがあります。
そのような場合にはゼンマイを巻きあげずにそのままお持ちください。

2-3.売却するためにオーバーホールを受けるのはおススメしません

個人間で売買をする際には、次の方に気持ちよくお使いいただくためにオーバーホールを行うのもいいかと思います。
しかしながら、買取店へ売却を検討する場合には、オーバーホールを行ったからと言って、
査定額が大幅にアップするという事はほとんどありません。
むしろ、オーバーホール済みの証明書があった場合の査定額増額幅よりも、
実際にオーバーホールにかかる料金の方が大きいことがほとんどです。

2023年1月時点の情報によりますと下記の【基本技術料】がかかります。
この料金に交換部品代が加算されます。

【デイトナ】8万8000円
【エクスプローラーI】7万7000円
【GMTマスター】7万7000円
【サブマリーナ】7万7000円
【サブマリーナ・デイト】7万7000円
【シードゥエラー】7万7000円
【ディープシー】7万7000円
【ミルガウス】7万7000円
【デイトジャスト】7万1500円
【オイスターパーペチュアル】6万500円
【デイデイト】8万8000円
【スカイドゥエラー】11万円

また、オーバーホール完了までは1か月ほどかかります。
その間にロレックスの中古相場自体の価格が大きく変動することもあります。
実際に【緑サブ(126610LV)】ですと、2022年3月には300万円前後という驚異の相場でしたが、
翌月の4月には270万前後、さらのその翌月の5月には220万前後にまで落ち込みました。

このように相場の変動が大きいロレックスは、売却を前向きに考えるのであれば、
問題なく動作しているうちは無理にオーバーホールを行うのはおススメできないというわけです。

2-4.付属品を探してそろえておきましょう

多くのお客様で見受けられるのが付属品は無くて時計本体だけの持ち込みになります。
高級腕時計ともなると付属品がすべてそろっているというだけでもある程度の付加価値が買取価格に反映されます。

2-4-1.【国際保証書】
ロレックスの場合、国際保証書の有無でまず価格が変わってまいります。
特に国際保証書が現在のカードタイプではなく「紙」タイプだった時代のモデルではわかりやすく変動します。
なぜかといいますと、1990年代頃までに日本ロレックスの正規店で購入していた場合、
日本ロレックス発行の国際保証書が付属するのですが、そちらにはある特典がついていました。

【保証期間経過後も、この保証書をご提示になれば
右下の日本ロレックスのサービスセンターで
オーバーホール基本料金が半額になる特典があります。】


先ほどオーバーホールの基本技術料を記載しましたが、半額はかなり大きなメリットです。
この保証書がついているロレックスとついていないロレックス、購入することを考えたらどちらが良いかは明白ですね。

2-4-2.ベルトの余りコマ
腕時計を購入すればもちろんご自身の腕の太さに合わせて長さを調整することがあるかと思います。
長さを調整されている場合に、コマを取り外して保管していなかった場合にはやはり減額になります。
ステンレス製のコマを一つ購入するのに1万円前後を要します。
イエローゴールドモデルなら10万円前後、プラチナモデルなら20万円前後という話もあります。

2-4-3.外箱と内箱
ロレックスを手に入れるという事はある種ステータスを満足させる目的もあるかと思います。
その際にやはり外箱と内箱がきれいに残り、そこにセットされたロレックスが並んでいたら気持ちがよくありませんか?
実際にフリマサイトなどでは箱のみでも取引されるほど重要視されています。
ロレックスを手に入れたら是非このような付属品もきれいに保管しましょう

3.売却時期を選びましょう

ロレックスの中古市場価格は様々な要因に影響されて、激しく変動します。
適切なタイミングを見分けることは決して簡単ではありませんが、
これからご紹介する要因を気にかけるだけでも高価買取してもらえるチャンスは広がるかと思います。

3-1.円安の時期を狙いましょう

ロレックスをはじめとする高級ブランドの中古市場価格は円の為替レートに大きく影響を受けます。
円安の時期には国内外では次のような反応が起こりやすくなります。

海外:日本の中古品が安く買える
国内:新品価格が値上がりする傾向にあるため、中古品の需要が増える

いずれにしても中古品の売れ行きが国内外ともに活発になるため、必然的に買取相場も上昇します。
ロレックスを売却する際には円の為替相場を確認すると一つの目安になることでしょう。

3-2.ボーナスなどのイベント時期を狙いましょう

ロレックスをはじめ、高級ブランド品はイベント時期に需要が増加する傾向にあります。
販売業者もこの時期に合わせて在庫を確保するために仕入れを強化するところがほとんどです。

ロレックスにおいては夏・冬のボーナス時期、クリスマスや入社シーズンなどに需要が増加します。
高価買取してもらう秘訣としてはイベント時期よりも少し早めの時期に査定をしてもらうのがお勧めになります。

例えばクリスマスイベントに合わせるとなると、販売業者はその数週間前から仕入れを強化し、
1~2週間前から販売をアピールすることが多く見受けられます。
ですので、クリスマスの1週間前に持ち込まれても在庫の確保が終わっていたりすることがあり、
イベント時期の需要増加による恩恵は受けづらくなります。
当店でも前もって買取強化のキャンペーンをご案内するなど、お客様に還元しやすい時期をお知らせしております。

4.複数店舗での査定を行ってもらう

買取のポイント
複数の店で査定価格を出してもらうことで、今の相場を感じることができる上に、
ご自身の売却希望価格に近付けるための交渉も行いやすくなります。
1円でも高くロレックスを買取してほしいなら、少し手間はかかりますが複数店舗に持ち込みを検討しましょう。
当店でも実際にお持ちいただいたお客様の中で、他店様よりも20万円程お高く提示できた例もございました。

コツとしては複数店舗を回る期間を空けすぎないことです。
先ほど記載したように時期により相場も変動するため、あまり期間を空けると比較する意味がなくなってしまいます。
ロレックスを売却する際には迅速な行動、素早い判断が必要不可欠です。
それでは複数店舗を比較する際の注意点をご説明します。

4-1.実店舗に直接持ち込みましょう

複数のお店に査定をしてもらう際に、どうしても時間をかけるのが嫌だと思う方が多いかと思います。
しかしながら、ロレックスに関しては実際にお品を拝見した際に確認すべきポイントが多岐にわたるため、
直接お品を見てもらえる実店舗への持ち込みがお勧めです。

当店でも県外のLINE査定をご利用されたお客様がいらっしゃいましたが、
現物を拝見するとおおよそご提示が難しい高額提示をされておりました。
但し書きとして、実際にお品を拝見しお値段の変動がございますという記載付きでした。

お客様は一度高額提示いただいて店舗にお品を発送しましたが案の定、査定価格はLINEでの提示を大きく下回るものでした。
さらには当店の査定価格よりも低かったのです。
お客様にお品を送っていただくためにLINE査定で高額提示する買取業者様が事実いらっしゃいます。
正確な査定価格をお知りになりたい場合には直接商品を見てもらいましょう。

4-2.査定価格の理由をしっかり確認しましょう

店舗に持ち込み査定価格を出してもらった場合に、なぜそのような価格になったのか説明を聞いてみましょう。
ロレックスに関しては高価買取するためには商品に関する豊富な知識も必要とします。
モデルごとの人気度の把握、高額で卸しやすい販路の把握、時計の状態の適切な判断能力などが必要になります。

正直に申し上げます。買取業界の経験が1~2年やそこらでは上記の知識を習得するのは至難の業です。
査定経験、買取経験の豊富な査定担当なのかを見極めるためにも、査定価格の理由を確認することは非常に大切です。

高額なロレックス、思い入れのあるロレックスを手放すなら、正しい知識と豊富な経験のあるスタッフにお任せしたいですよね。

まとめ ― この秘訣を活かしてロレックスを高価買取させてください!

言われてみればなるほどという事から、あまり一般の方には知られていない情報も多かったのではないでしょうか。
お客様にもほんのちょっとだけお手間をかけていただくことで、高価買取のチャンスは一気に広がります。
今回の記事をお読みいただけた方にはお判りいただけたかと思いますが、
買取専門店SAMURAIにはロレックス愛にあふれる知識と査定・販売経験の豊富なスタッフが常駐しております。

また個人店ならではの広告戦略で無駄な広告費を省き、フットワークの軽さを活かした、
独自の豊富な販路も備えておりますので、必ずやお客様にお喜びいただけるものと自負しております。

ぜひ、大切なロレックスの売却を検討される際には当店にもお力添えさせていただけますと嬉しく思います。